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GUIDE: Freeze Mage control (フリーズメイジ)


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今回紹介するのは、情報サイト ”Gosugamers” で見かけた ”コントロールフリーズメイジ” です。原文では「フロストメイジ」となっていますが、「フリーズ」の方がイメージに合うため本記事ではそのように記載します。

最近はメイジと対戦する機会が増えてきていませんか? 先日行われた大会、Dreamhack summer 2014でも優勝したプレイヤーがフリーズメイジを使用していたことから今後ちょっとしたブームが巻き起こるかもしれません。一方、アグロメイジもLadder(ランクマッチ)ではある程度存在しているという状況です。アグロメイジに関しては以前取り上げていますので こちらの記事 を参照下さい。


注意 : 元記事は2014年6月10日のものですが、既に環境が変化し現況に沿わない内容があるかもしれません。基本的な考えを把握できれば、という趣旨で和訳しております。ご了承ください。



<引用元 : http://www.gosugamers.net/hearthstone/features/3893-mage-guide-frost-mage-control-in-current-meta >





 Introduction (導入)


皆さん御機嫌よう。前回は攻撃的なメイジデッキについて解説をしましたね。今回はかつてメタを席巻していたコントロールフリーズメイジについて書いてみたいと思います。

このガイドを書くにあたり、Wildcard のプロプレイヤーである Mikkel "Chacruna" Nibbelong に助言を求めることにしました。彼は長らくトーナメント/Ladder両方でフリーズメイジをプレイしており、現在のメタにおいてどの様に機能しているかという見解を提供してくれる事になりました。

もしこの記事が参考になったのであれば、彼の配信を見に行き多少でも応援をしてもらえればと思います。





 A brief history lesson (歴史を振り返る)


最初のコントロールフリーズメイジは、2013年の冬頃に現れたのだと思います。それ以前は基本的にメイジといえばアグロという状態でした。しかし、”Reckful” というプレイヤーがBLIZZARDの主催するHearthstonの大会 ”Innkeeper's Invitational” において、とあるデッキを提示してから流れは変わりました。

そのデッキは 「Frost Nova」、「Cone of Cold」、「Blizzard」 といったスペル群と 「Ice Block」 で時間を稼ぎ、その間に集めた 「Pyroblast」 などの強力な攻撃スペルで相手を倒すという、当時では異端ともいえるコンセプトでした。


 contmage02.png Hearthstoneのプレイヤー達は直ちにこのデッキのアイディアに注目し、翌月にはまた違うタイプのフリーズメイジが開発されました。ある者は 「Arcane Intellect」 といったドローカードで回転率を向上させるデッキを、またある者は攻撃スペルを減らす代わりに 「Mountain Giant」、「Molten Giant」 を採用して盤面に脅威を与えるという具合に亜種デッキを作り出したのです。


どちらのデッキも、Ladder(ランク戦)において徐々に人気を獲得していきました。最終的にそれらの極端とも言える受け身のプレイスタイルは一大ブームとなり、コミュニティに大きな影響を与えたのです。しかしBLIZZARDはここで、「Frost Nova」、「Cone of Cold」、「Blizzard」、そして 「Pyroblast」 のマナコストを増加させるという修正を加えました。これによりコントロール系メイジを得意としていたプレイヤーは、他の選択肢を探さざるを得ない状況に突然陥ったのです。


2013年12月の ”GosuGamers” ニュース のタイトル ”Eight Mages rule this week's Managrinds(8人のメイジ使いが今週のManagrind大会を支配した)” というのが、当時のメイジ支配率の高さを示していますね。左のリストは、当時 ”Gnimsh”により使用されたデッキです。



弱体化を受けて以来、フロストメイジは半年間殆ど見受けられないという状態でした。しかし、ここにきて現メタにおいてその人気度が上昇してきています。現在主流であるハンドロック、Zooウォーロック、そしてミラクルローグといったデッキに対してフロストメイジが有効である、というのがその理由でしょう。かつてポピュラーだったフロストメイジが蘇り、多少の差はあれど同様のメカニズムを維持しています。

基本的にこのデッキは序盤に 「Loot Hoarder」 や 「Arcane Intellect」といった何らかのドローカードに頼ることになります。そして先にも述べたように相手の動きを止めるスペルで試合中盤を耐え、攻撃スペルでフィニッシュというスタイルです。今も昔も大して変わっていないのがお分かりいただけると思います。


唯一変更されたと言えるのはフィニッシュの部分でしょうか。以前のバージョンでは 「Pyroblast」 あるいはジャイアントで試合を決めるというのが鉄板でした。現在では代わりに 「Sorcerer's Apprentice」、「Bloodmage Thalnos」、「Archmage Antonidas」 や 「Alexstrasza」 といったミニオンをスペルと併用するというスタイルが主流となっています。






 Chacruna's modern meta build (現状メタのビルド)


現在主流のフリーズメイジを厳密に ”Chacruna ” が発明したものと言うのは正しくありませんが、ここではそのように表現しておきます。”StrifeCro” も同じスタイルのデッキをテストしていますね。また、チーム ”DKMR” のメンバーが最近似たデッキを公表したのがブームの発端と言われています。実際に最近のトーナメントでこの種のデッキを持ち込んだ最初の一人は ”Dane” だとされており、既にGosucupで2度のベスト3入りを果たしています。


”Chacruna” のフリーズメイジ   ”DKMR” のフリーズメイジ   ”Rdu” のフリーズメイジ
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アグロメイジと同様、フリーズメイジも明確な目的を持っています。相手を一気に倒しきるだけのスペルを手に入れる、というものです。しかし、アグロメイジが相手の体力を減らすために序盤から攻撃的に動くのに対し、フロストメイジは全く別の手法をとります。フロストメイジはしつこい程相手を足止めつつ除去を続け、「Alexstrasza」 により相手体力を低下させた後、15点を一気に削るというスタイルです。まだLadderやトーナメントでの実例が少ないため、現時点でどちらのビルドがよりイケているのかという事ははっきり言えません。

ところで、アグロメイジとコントロールフリーズメイジは似たようなカードを数多く共有しています。実に30枚の内15枚は同じカードが採用されているのです。フィニッシャーとして同じようなカードを揃えているにもかかわらず、プレイスタイルによって全く異なったものが出来上がるというのは面白いものですね。


ここからは、試合の流れと各カードの役割について見ていきましょう。




1.試合序盤~中盤まではカードを引く時間


    ”Chacruna” の旧バージョンでは、フリーズメイジはカードドローにかなり重きをおいていました。「Loot Hoarder」、「Arcane Intellect」 に加え、「Coldlight Oracle」 に2枚の 「Novice Engineer」 という念の入れようで、 ベータ時代のデッキを見ているかのようです。

    現在では、「Loot Hoarder」、「Arcane Intellect」 のみが採用され、試合序盤にドローを行います。このデッキがZooウォーロックなどの攻撃的デッキにも対抗できるように修正されているということが伺えます。もし低マナのドローを多く採用してしまえば、アグロデッキに対抗するのは難しいでしょう。

    Novice Engineer」 はアグロメイジと同様に「Azure Drake」 と入れ替えられました。これによりスペルパワーと頑丈な本体、そしてカードドローという付加価値が得られます。

    序盤にドロー目的で使用できるカードが4枚しか存在しないため、マリガンでは 「Loot Hoarder」 と 「Arcane Intellect」 を狙うことになります。相手にもよりますが、ヒーローパワーで処理されなければ2点ダメージを与えられるかもしれません。相手のZoo使いから 「Mortal Coil」 や 「Voidwalker」 がプレイされないことを祈るばかりです。




    2.試合中盤は足止めの時間


      4~7ターン目は、敵の攻撃を耐えて生き延びる事が主な目的になります。あなたの持つカードで最初に相手へプレッシャーを与えられるのは、5ターン目の 「Azure Drake」 になるでしょう。「Loot Hoarder」 を除けば攻撃力を持つミニオンは4~5体しかいないため、貴重な存在です。

      ミニオンが少ないということは、コントロールデッキを相手にする時でさえ試合を通じて本体がダメージを受けることになる、ということを意味しています。ドルイドやウォーリアは 「Druid of the Claw」 や 「Kor'kron Elite」 で、ハンドロックはジャイアントや 「Twilight Drake」 で、ミラクルローグであれば 「SI:7 Agent」、「Earthen Ring Farseer」、「Edwin VanCleef」 で襲い掛かってくるでしょう。あなたの仕事は受けるダメージを最小限に抑える、これに尽きます。なんとか耐えきれれば、「Ice Block」 で凌ぎつつ集めたカードで相手に致死ダメージを与えられるはずです。


      以下にマナ毎に使用可能なスペルを書き出してみます。足止め可能なカードはマナカーブに沿ってバランスよく存在しますが、大抵の場合4ターン目以降に使用することになるでしょう。Zooウォーロックなどアグロデッキと対戦する場合はその限りではありません。



      【 1マナ 】

      Mirror Image」: このカードは主に試合終盤でフィニッシャーミニオン(「Leeroy Jenkins」など)から本体を守るのに用いられます。しかし単純に2回分の攻撃を足止めすることが可能なので、他に有効な手段がなければ序盤に使用するのもよいでしょう。
       MirrorImage4.png   


      Doomsayer.png 【 2マナ 】

      Doomsayer」: シャーマンを除き、序盤にこのミニオンを除去するのはかなり厳しいでしょう。2~3ターン目にアグロデッキに対して使用すると効果的です。それより後のターンでは、「Frost Nova」 などのスペルと組み合わせることで殆どの場合盤面を一掃できるでしょう。サイレンスに弱いというのが難点ではあります。



      【 3マナ 】

      Frost Nova」: マナコストが2だった頃に比べると随分割高感がありますが、それでも軽視できないカードです。5ターン目で先程の 「Doomsayer」 と組み合わせて死のコンボを繰り出すことができます。序盤ではターンのつなぎに使用し、4ターン目の 「Cone of Cold」 を待つといった状況もあるでしょう。
       FrostNova.png   


      ConeofCold.png 【 4マナ 】

      Cone of Cold」: 弱体化の影響をモロに受けたカードです。ベータ時代には盤面を一掃する目的で使われていましたが、現在では足止めの要素が強いカードです。



      【 5マナ 】

      Doomsayer」 + 「Frost Nova」 のコンボが強力です。 「Twisting Nether」 と同等と言ってもよいでしょう。


      【 6マナ 】

      Blizzard」 も弱体化を受けたとはいえまだまだ強力です。よい足止めカードの1つです。




      【 7マナ 】

      Flamestrike」: あなたを攻撃しようとするミニオンを焼きつくしましょう。ここであなたはダメージスペルを数多く所有しているのと同時に、デッキには 「Bloodmage Thalnos」 や 「Azure Drake」 といった攻撃スペルをサポートするカードが入っていることをお忘れなく。弱体化を受けた今、スペルのコストを低下させる特殊能力は非常に重要です。また1点のダメージ増加は、数字以上に大きなインパクトを与えるでしょう。これを乗り切ったと思い油断した相手へ、8ターン目に 「Bloodmage Thalnos」 + 「Blizzard」 をプレイするのもよいでしょう。
       Flamestrike.png   




       IceBlock.pngIceBarrier.png これら足止め/除去カードに加え、メイジはシークレットカードを持ちます。「Ice Block」 と2枚の 「Ice Barrier」 があなたを守ってくれるでしょう。16点のボーナスライフと1ターンの猶予を与えてくれます。アグロデッキに対しては 「Ice Barrier」 が効果的です。一方、ミラクルローグやバーストダメージを得意とするハンドロック、シャーマンなどに対しては 「Ice Block」 の枚数を増やすといった調整を行うとよいでしょう。





      3.フィニッシュはバーストダメージで


        ここまで何度も繰り返しましたが、このデッキのフィニッシュはスペルカードによるバーストダメージになります。ここでは 「Sorcerer's Apprentice」 がいない前提で計算しています。



        【 カード3枚のコンボ 】

        Frostbolt」 → 「Ice Lance」x2 : 4マナ、11点ダメージ
        Bloodmage Thalnos」 → 「Fireball」 → 「Frostbolt : 8マナ、11点ダメージ
        Frostbolt」 → 「Ice Lance」 → 「Fireball : 7マナ、13点ダメージ
        Bloodmage Thalnos」 → 「Fireball」x2 : 10マナ、14点ダメージ



        【 カード4枚のコンボ 】

        Bloodmage Thalnos」 → 「Frostbolt」 → 「Ice Lance」x2 : 6マナ、14点ダメージ
        Bloodmage Thalnos」 → 「Frostbolt」 → 「Ice Lance」 → 「Fireball : 9マナ、16点ダメージ



        【 カード5枚のコンボ 】

        Bloodmage」 → 「Frostbolt」 → 「Ice Lance」x2 → 「Fireball : 10マナ、21点ダメージ








         A few helpful tips (役立つ豆知識)


        相手の燃料を全て消費させ、ガス欠にさせてやるという意気込みが必要です。非常にスローテンポなデッキなので忍耐力も必要になります。出来る限り効率的な除去を心掛けましょう。


        Doomsayer」 は7点体力をもつことから、対戦相手が 「Archmage Antonidas」 に対応できるかどうかを試すにはよいでしょう。除去カードを使わせてから 「Archmage Antonidas」 をプレイすることで少しでも生存ターンを長引かせることができます。


        Archmage Antonidas」 は、低マナスペルから 「Fireball」 を生み出す素晴らしいカードです。「Frostbolt」 と 「Ice Lance」 を用いたコンボでも相手を倒せない場合は、「Ice Lance」 を 「Fireball」 に切り替え、余ったアイスランスで相手の強力なミニオンをひとまず足止めするといった戦略も立てられます。


        従来型のフリーズメイジは2枚の 「Ice Block」 と1枚の 「Ice Barrier」 を採用していますが、対戦相手によって調整するのがよいでしょう。「Flamestrike」 が2枚採用されている場合、範囲除去が豊富なので2枚目の 「Ice Block」 は必要ないかもしれません。また、使用されないまま試合が終わってしまうことが多ければ差し替えの候補としましょう。







         Mulligan cheat sheet (マリガン虎の巻)


        以下のリストをマリガンの参考にしてください。Keepは手元に残すカード、Discardは交換対象になるカード、Situationalは対戦相手によるカードとなっています。



        contmage04.png







         Match-ups (マッチアップ)


        druid001
         Druid -相手が 「Ragnaros the Firelord」 もしくは 「Argent Commander」 をプレイするかどうか、ランプ/ウォッチャー/ミッドレンジの何れのタイプなのか、ということに依存します。上記カードをプレイしてこないのであれば比較的楽な対戦となるでしょう。「Force of Nature」 + 「Savage Roar」 を懸念する人もいるでしょうが、そのコンボを打てる頃には勝負が決まっている可能性が高いです。


        hunter001
         Humter - 多くのプレイヤーはこのデッキのカウンターとしてハンターを選択することでしょう。しかし彼らが 「Flare」 を使おうとも、これまで幾度と無く勝利してきました。簡単な対策としては、1度に2つ以上のシークレットをプレイしないことです。


        paladin001
         Paladin - アグロパラディンはハンターと似ていますが、「Flare」 の脅威がありません。一方でこちらは手札が多くなりがちなため、「Divine Favor」 が脅威となりますがそれを考慮しても比較的やりやすい相手です。コントロールパラディンはヒールを多く持つため、「Alexstrasza」 を使用するタイミングに注意しましょう。「Archmage Antonidas」 で何枚かの 「Fireball」 を入手した後がよさそうです。


        priest001
         Priest - プリーストへの対応はコントロールパラディンとほぼ同じです。ヒール能力に長けているため、できれば 「Fireball」 を数枚持つなど決定力を確保してから 「Alexstrasza」 を使用するのがよいでしょう。


        rogue001
         Rogue - ミラクルローグはこのデッキにとって好ましい相手です。「Flamestrike」 で 「Conceal」 されている 「Gadgetzan Auctioneer」 を倒すことができるのが大きなポイントです。本体の攻撃をフリーズで止めることができますし、「Mirror Image」 や 「Ice Block」 でリロイコンボに対抗することも可能です。ただし、相手も 「Blade Flurry」 で 「Mirror Image」 を容易に処理してくるといったパターンもありますので、楽勝という相手ではありません。


        shaman001
         Shaman - 相手がどれくらいバーストダメージを仕込んでいるのかに依存します。「Doomhammer」 と 「Windfury」 の両方をしっかり持っているシャーマン以外ならば、比較的容易なマッチアップです。ただし、「Earth Shock」 や 「Hex」 という低マナコストで 「Doomsayer」 を無効化できる事を考慮しておきましょう。


        warlock001
         Warlock - ハンドロックは負けるのが難しい、というくらい有利です。どちらのデッキも動き出しが遅いのですが、相手は 「Life Tap」 により自らライフを削ってくれます。一度ジャイアントが盤面に登場すればフリーズスペルで足止めし、バーストダメージ範囲まで待ちましょう。適切なタイミングで 「Siphon Soul」 かサイレンスを持っていなければ 「Doomsayer」 や 「Frost Nova」 がかなり有効に働くでしょう。


        warlock001
         Warlock - Zooウォーロックもまた楽な対戦となるでしょう。2ターン目の 「Doomsayer」 がかなりの痛手になるでしょうし、試合中盤ではフリーズスペルと範囲除去が相手を苦しめます。終盤に至るころには十分体力が削れていることでしょう。


        warrior001 Warrior - できれば避けたい対戦相手です。こちらの戦略を熟知している相手ならば負け確といってもよいかもしれません。ヒーローパワーと 「Shield Block」 で蓄積されるアーマーが、あなたのバーストを妨げることでしょう。




        code.png




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No title
コメントありがとうございます。

プリーストとのマッチアップ部分を追加しておきました。うっかり見落としてしまっていたようです。「Alexstrasza」プレイ後のヒールは結構きついですよねえ。

[ 2014/07/04 12:37 ] [ 編集 ]
No title
いつも拝見させて頂いております
マッチアップのプリも追加して欲しいと思いました
引用元にはパラディンと一緒と書いてますが。
[ 2014/07/04 09:55 ] [ 編集 ]
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