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メタは巡るよいつまでも


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今回は情報サイト ”Hearthstone Players” で特集されていた ”Beating the Meta” を紹介しようと思います。色々な記事を読んでいると、「過去に流行した○○というデッキが…」 という表現によく出会います。ここ最近紹介した ”フリーズメイジ””ボードコントロールウォーロック” がそれに該当します。自分はまだHearthstoneを始めて1ヶ月と少ししか経っていないため、 ”Hearthstoneの歩み” がよく分かっていません。そこで何か今までの流れが分かるような記事はないかと探していたところ、よさそうなものを発見したのでそれに決定しました。



注意 : 元記事は2014年6月8日のものですが、既に環境が変化し、現況に沿わない内容があるかもしれません。基本的な考えを把握できれば、という趣旨で翻訳しております。ご了承ください。




<引用元 : http://hearthstoneplayers.com/beating-meta/ >





----- < Introduction (導入) > ------------------


皆さん御機嫌よう。今日は ”SnipedAgain” がメタの歴史についてお話します。私はこれまでの全てのシーズンでレジェンドランクに到達し、NESLトーナメントでトップ8の常連プレイヤーです。「上手なプレイヤー」「トッププレイヤー」の違いは、各デッキについての細かい情報や仕組みを理解しているかどうか、そして特定の対戦における適切なデッキのプレイ方法を習得しているかどうかにあると思います。

そのようなデッキの持つ隠れた情報を理解するには、2つの方法があります。一つはネットデッキング(他プレイヤーのデッキをコピーすること)しつつ練習に時間を費やす事。そしてもう一つはオリジナルのデッキを作成し、プレイを重ねて改変していくというものです。




----- < Why Netdecking? (なぜデッキをコピーするのか) > ------------------


A beatmeta02.png AAAAAAAAAAAAAAAA もしあなたが新規プレイヤーなら、ネットデッキングはぜひ行うべきです。おそらく各カードをどの様に使ってよいのか殆ど分からないと思いますので、自分で強力なデッキを作成するのは不可能に近いでしょう。上手い配信者がよく使用しているデッキを真似するのが理想的です。というのも、ホームページでデッキを眺めるのと違いそのプレイングも参照することができるためです。実際のプレイを見ることで、デッキに隠された仕組みやコンボなどを理解する助けになるでしょう。 

また、個別カードを採用するかどうか逐一考えるよりコピーするのが遥かに手軽であるという点があります。ネットデッキングを行うことで構築の仕方も徐々に分かってくるでしょう。まずはプレイスタイルも含めて真似をしてみましょう。





----- < Creating Your Own Deck (オリジナルデッキの作成) > ------------------


ネットデッキングはあなたの実力を高めてくれるでしょうが、それだけではやはりトップには到達できません。トッププレイヤーはメタで人気のデッキだけでなく、独自改変デッキを数多く持っています。もしあなたがコピーデッキを使用していると、同じようなデッキと対戦することがあるでしょう。あなたがレジェンドプレイヤーなら、とてつもない強運の持ち主でもない限りそのようなコピーデッキを用いて勝率60%を上回るのは難しいでしょう。 A beatmeta03.png A  A 


殆どの上位プレイヤーは最適なプレイを身につけておりその次元では運の作用する部分も少なくはないのですが、ほんの数枚のカードを工夫することで不利なマッチアップを劇的に改善することもできるのです。

また、自分自身のカウンターデッキを作成するのも非常に有効な手段です。そうすることで現メタの一歩先を行くことが出来るかもしれません。より好ましいマッチアップを増やす効果があるだけでなく、他プレイヤーより先に新たなトップデッキについての理解を深められることでしょう。





----- < Examples of the Meta in History (メタの歴史) > ------------------


それぞれのLadderシーズンにおいてメタは大きく変化しています。ここからは、当時どのようなデッキが流行していたのかをリストアップしていきます。同時にそれら流行デッキの何が良い点で、なぜ廃れてしまったのかという点にも触れられればと思います。





BETA SEASON 1 – MAGE FROST GIANTS/FREEZE MAGE
(フロストジャイアント/フリーズメイジ)




βテスト時のシーズン1では、今とは異なり全てのメイジ範囲フリーズスペル(「Frost Nova」、「Cone of Cold」、「Blizzard」) が1マナ低く、「Pyroblast」 に至っては8マナという性能でした。以下に2つのデッキリストを示します。

左が ”フロストジャイアントメイジ” 、右が ”フリーズメイジ” と呼ばれているものです。


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人気の理由: ジャイアントメイジは豊富なスペルで1ターンに強烈なバーストダメージを与えられること、またジャイアントが更なる脅威を与えられるという点から当時支配的なデッキでした。またジャイアントを採用せずドローとスペルダメージに特化したため、スペルだけで合計46点分の火力を誇るというフリーズ(スペル)メイジも同様の人気を得ていました。


カウンター: 現在ではカウンターとしてウォーリアが代表的ですが、当時はそれ程普及していませんでした。2枚の 「Healing Touch」 を採用したドルイドや、コントロール系パラディンがメイジを選ばないプレイヤーの辿り着くデッキであったと思います。


行く末: BLIZZARDはこれらメイジデッキがあまりにも強すぎるため、全てのフリーズスペルのコストを1上げるという弱体化に踏み切ったのです。メイジにとっては致命的で、トップクラスから一気に最下位付近まで転落するに至りました。コントロールドルイドやコントロールパラディンがこの位置に取って代わったのですが、それも長くは続きませんでした。






BETA SEASON 2 – OTK WARRIOR (バーストウォーリア)



人気の理由: 当時は 「Warsong Commander」 が全てのミニオンにチャージを付与し、「Charge」 が +2攻撃力 を与えない代わりに0マナで使用できるという仕様でした。序盤のチャージによる猛攻に続き、7~8ターン目で 「Gorehowl」 をプレイしするというスタイルが主流だったと思います。更に当時は 「Alexstrasza」 がアーマーと体力の合計を加味して15点に減らすという仕様であったため(現在はアーマーは軽減されない)、ほぼ確実に相手を倒すことが可能でした。

また 「Warsong Commander」、「Molten Giant」、「Youthful Brewmaster」 を組み合わせることにより、こちら体力が10以下だと7マナで38点を叩きだすという脅威的なウォーリアデッキも開発されました。


カウンター:Alexstrasza」デッキに対処する最も有効なのはミッドレンジデッキで、特にドルイドが人気でした。ジャイアントデッキに対してはミニオンが少ないことを利用して消耗させる戦略が有効で、現在でいうところのハンドロック系デッキが用いられていました。


行く末: メイジの場合と同様、ウォーリアが強力過ぎたため 「Warsong Commander」 がチャージを与えるミニオンに制限を加えられることになりました。結果はお察しのとおりです。







BETA SEASON 3 - DRUID MIDRANGE (ミッドレンジドルイド)



人気の理由: ドルイドは全シーズンの生き残りといった印象でした。またこのシーズンに限らず、いつでもそれなりに対応可能な応用力がドルイドの特徴といえるでしょう。バーストウォーリアが消えてしまい、自然とドルイドが人気トップとなりました。”Strifecro” がこのミッドレンジドルイドを使用して#1を獲得したのが印象的です。


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カウンター: プリースト、シャーマン、ローグなどのミッドレンジデッキがドルイドに対抗するような形で登場しました。しかし、相手より高いバリューのミニオンをプレイするスタイル以外はこれといった決定打にならなかったという印象です。ある意味でBLIZZARDの望むような良いバランスが取れていたのではないでしょうか。


行く末: 暫くドルイド人気は続きましたが、やはりライバルは現れるものです。






(OPEN)BETA SEASON 4 – AGGRO (アグロ系デッキ)



人気の理由: アグロ系デッキが流行したのは、単純にオープンβとなったため新規プレイヤーが爆発的に増加した事が原因でしょう。


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カウンター: 序盤のミニオンをヒーローパワーと数枚のスペルでなんとかやり過ごすことができ、続くバリューの高いミニオンとヒールにより相手を制圧できるという理由でランプドルイドが有効でした。

行く末:Unleash the Hounds」 のマナコストが4から2に低下したことが、ハンターに圧倒的なアドバンテージを与えることになりました。






OFFICIAL SEASON 1 – HUNTER (至高のハンター)



人気の理由:Unleash the Hounds」 と 「Starving Buzzard」 のコンボは、たったの5~6マナで盤面を一掃した上に脅威的なドローを実現するというものでした。全てのデッキを駆逐していたといっても過言ではありません。また ”Lifecoach” がミッドレンジハンターデッキを生み出し、メタに多大な影響を与えました。


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カウンター: 多くのプレイヤーはこれに対抗する術を確立できず、ハンターを使用していました。しかしミニオンではなくスペルに寄っているという理由でミッドレンジハンターに対抗できるということから、ミラクルローグが頭角を現してきたのがこの頃です。

行く末: BLIZZARDは 「Unleash the Hounds」 のマナコストを2から3に修正しました。これによりハンター一強の時代に終止符が打たれることとなりました。






OFFICIAL SEASON 2- MIRACLE ROGUE (ミラクルローグ)



人気の理由: ”Kolento” が全シーズンに生み出したミラクルローグというデッキが注目を集めていました。扱い方がハンターデッキよりも煩雑でしたが、とても強力なデッキであるとプレイヤー達は気付きこぞって練習を始めました。


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カウンター: 4月のハンター同様に、真のカウンターデッキと呼べる存在がまだ見つかっていない状態です。最も可能性があるのはフェイスラッシュ型のデッキですが、このタイプは多くのトーントミニオンを持つミッドレンジデッキやコントロール系デッキを苦手とするという弱点を持ちます。ミッドレンジ/ランプ系ドルイドは対等に渡り合える候補の一つです。

予測: ミラクルはこれまでの流れでいくと、”強すぎる” と判断される可能性が高いでしょう。ベータシーズン3のウォーリアの様な事が起こっても不思議ではありません。私はアグロが大流行するまでは、ミラクルローグで70-80%の勝率を維持していました。アグロデッキ使用者が増えた後、高い勝率を保つためにランプドルイドへと移行しました。

ミラクルローグでおそらく1000試合以上を経験し、ミラクルに対抗可能かつ他のデッキにもそれなりの成績を残せる様なデッキを模索しましたが未だに成功していません。おそらく 「Gadgetzan Auctioneer」 に変更が加えられるか新カードが追加されるまでこの傾向は続くものと思われます。






----- < Conclusion (最後に) > ------------------


現時点まで、BLIZZARDはバランス調整を良い形で行えているのではないかと思います。「Unleash the Hounds」 の変更は結果としてメタを回す事につながりました。あのハンター一強時代とどちらがよいでしょうか。現状は先にも述べたようにミラクルローグが頭ひとつ抜けている印象です。これに何らかの弱体化が適用されれば、おそらくシャーマンかドルイドが台頭してくることでしょう。

トッププレイヤーは常にそういった微妙に揺れ動くバランスに注目しています。しかしこれはゲームですので、楽しむという一番の目的を忘れないで下さい。私は今回紹介した情報が新規プレイヤーの技術向上、そしてより熟練したプレイヤーが次のメタを作り出していくのに少しでも役に立てばと願っています。ここまで辛抱強く読んでもらえたなら、とてもありがたいです。もし各種デッキについてより詳しいことが知りたければ、私の配信 を訪れてみてください。







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No title
コメントありがとうございます。どうも ”http://” が抜けていたようで、訂正しておきました。

お手数おかけしました。
[ 2014/06/09 19:19 ] [ 編集 ]
No title
最終行の「私の配信」というリンクのURLが間違っていると思うので、修正よろしくお願いします。
[ 2014/06/09 19:10 ] [ 編集 ]
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