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ガイド : コンクエストモードにおける考え方(統合版)





 Introduction (初めに)



コンクエストにおけるデッキ選択順


 今回の記事は、特定のデッキを紹介するものではなく 「トーナメントにおけるデッキの選択順序」 に関する話題になります。

取り扱う形式はコンクエストフォーマットで、お互いのデッキが判明した後にどうデッキ順を決めていくのかという問題に対する一つのアイディアを示していくつもりです。





コンクエストモードとは


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 コンクエストモードというのは、トーナメントにおける対戦形式の一つです。

2014年の末頃から導入され始め、’Kinguin Pro Leagu’’ESL’’2015 HS World Championship’ に採用されるなど現在主流のフォーマットとなっています。
 


「初めて耳にした」、「それ程馴染みがない」というプレイヤーの方は、以前トーナメントの各種フォーマットを簡単に説明する記事を作成しましたので そちら を参考に。



一応この記事でも簡単にまとめておきましょう。

  • 試合に勝利するためには、用意したデッキ全てで勝たなければならない。
  • あるマッチで勝利したプレイヤーは、それ以降同じデッキを用いることはできない。
  • マッチを落としたプレイヤーは同じデッキを使用し続けてもよいし、他の未勝利デッキに変更してもよい。




 コンクエストモードにおける戦術例



デッキ使用順の考え方


 コンクエストフォーマットにおいてどのように戦えばよいか理解するため、一つの例を挙げて説明していこうと思います。以下の様に、プレイヤーAとBがそれぞれ3つのデッキを用意してきたとしましょう。また、自身がプレイヤーAであると想定して 話を進めていきます。


  • プレイヤーA: フリーズメイジ、ドルイド、パラディン
  • プレイヤーB: シャーマン、ドルイド、ウォーリア(Aはコントロールと予想)



 各プレイヤーは、マッチ開始前に相手のデッキ構成を知ることが出来ます。まずこの時点で、自身の用意したデッキと相手デッキとの大まかな相性(勝率)を考えておきましょう。その後試合におけるweakest link(弱点)を考慮することになります(後述)。以下に示す相性は、自身の経験を元にしています。


  • フリーズメイジ: 対ウォーリア(5%)、対ドルイド(25%)、対シャーマン(70%)
  • ドルイド: 対ウォーリア(60%)、対ドルイド(50%)、対シャーマン(40%
  • パラディン: 対ウォーリア(60%)、対ドルイド(45%)、対シャーマン(55%)




’先手’ にどのデッキを選ぶのか


 さて、大まかな相性をまとめたところで先手にどのデッキを選べばよいのでしょうか。当然ですが、試合に勝利する可能性を最も高めるようにしたいところです。

フォーマットに不慣れなプレイヤーの場合、相手にウォーリアとドルイドがいるため不利なフリーズメイジの起用を避け、 先手にドルイド を持ってくる傾向にあります。安全策を、という理由からでしょう。しかしながら、この選択は間違いであると思います。試合開始前に無駄な犠牲を払っている、と言っても大げさではありません。


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 先程少し触れましたが、ここで weakest link(弱点) という考え方が重要になってきます。

この例の相性を考慮すると、プレイヤーAのフリーズメイジがそれに当たります。故に、私の考え方では プレイヤーAが先手に選ぶべきはこのフリーズメイジです。そしてそのデッキが勝利するまで使い続けるべきだと思います。
 



 先手にフリーズメイジを選ぶ際の最悪のケースを想定してみましょう。相手プレイヤーが開幕にウォーリアを選択し、ドルイドと続いた場合がこれに該当します。こうなるとプレイヤーAは2敗する可能性が高く、残るデッキ全てでシャーマンを倒す必要が生じます。このパターンがどの程度の確率になるのか計算してみましょう。

 0.7 x 0.4 x 0.55 = 0.154 ≈ 15%  約15% といったところです。




フリーズメイジ以外を先手に選んだ場合


 「おい、15%しかないのかよ」と思われるかもしれませんが、もし先手に他デッキを選択していたならば更に酷いことになると予想できます。例えば先手にドルイドを選び、相手シャーマンに敗北したと仮定してみましょう。プレイヤーBはこれ以降シャーマンを選択することが無くなります。これはプレイヤーAが フリーズメイジで勝てる可能性が相当低くなったこと を意味します。フリーズメイジがウォーリア または ドルイドに勝利する確率は以下の通り。


 0,25 + (0,75 x 0,05) = 0,2875 ≈ 28,75%


 つまり、プレイヤーAはフリーズメイジで勝てる見込みが約28%しかありません。これは1マッチだけの確率です。この後ドルイドどパラディンでも勝利しなければなりませんので、それ等を全て加味すると 試合自体に勝つ確率は10%を下回ることになります。先程の15%よりも明らかに低いのがお分かり頂けましたでしょうか。

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 ここまでを一旦まとめますと、私の考え方では「常に最も不利に思えるデッキを開幕に持ってくる」という事になります。ただし、相手の個人的な傾向を掴んでいない場合に限ります(例えば特定のデッキが得意であるとか、最近あるデッキにハマっているなど)。




先手以外はどのように選択するのがよいのか


 コンクエストモードにおける先手の選び方については説明しましたが、別の状況ではどのような基準でデッキを選べばよいのでしょう。ここからは相手が2-0や2-1などリードしている場合について説明していきたいと思います。




不利な状況における考え方


 コンクエストフォーマットにおいて、相手が先に2勝している状況を考えてみましょう。こちらは残り全てのデッキで、相手に残されている唯一のデッキに対し連勝する必要があります。この状況だと、「デッキの選択順なんて関係ないのでは?」と感じるかもしれません。多くの方は相手に対し強いと思われるデッキから順に選択していくはずです。


 しかしこんな状況でも、「勝率を高めたい」と考えるのは大切だと思います。“Scout method” と呼ばれている方法を試してみるのはどうでしょう。この戦略では最も強いデッキを選択し、「自分の残りデッキに対する脅威を出来る限り多く見つけ出す事」が目的になります。


HarrisonJones01.png TheBlackKnight01.png KezanMystic02.png


 単に強いデッキを選択するのは当たり前です。Harrison JonesThe Black KnightKezan Mystic などこちらがアドバンテージを失ってしまうカードが相手のデッキに入っているのか探るというのが重要になります。

これをしっかりと実行しメモしておくことで、最も弱いデッキで勝つ確率が高まる可能性がある のは間違いありません。




 Conclusion(まとめと結論)



実際の手順


 さてここまで少しずつデッキ選択のポイントを書いてきましたが、長くなったので実際に何を行えばよいのか簡単にまとめてみましょう。


  1. 自身と相手の3ヒーロー構成をメモする。これにより大まかな状況を把握できる。
  2. 9パターンの組み合わせ(可能性)を書き出し、経験に基づいた勝率をそれぞれ書き込む。
  3. 自分のデッキの中で最も勝率が低いであろう ”weakest link(弱点)” を探し出す。
  4. その最も弱いであろうデッキを第1戦に選択する。
  5. 相手のデッキに戦況を大きく変えるようなカードが入っていれば必ずメモする。
  6. 1勝2敗 or 0勝2敗という不利な状況では “Scout method” に切り替える。



 ここで紹介した方法は、数ある考え方の一つに過ぎません。実践し有効かどうか皆さん自身で確かめてみて欲しいと思います。






<引用元 : My (Hoej) thoughts on Conquest Mode (Tournament guide - part 1) >



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