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ガイド : トーナメントの形式を理解しよう(前編)


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 Introduction (はじめに)



変わりつつある大会のフォーマット


     昨年までのHSトーナメントと言えば、フォーマット(形式)は負けた側がヒーローを変更する ラストヒーロースタンディング(LHS)が定番でした。しかし現在では、CoupやBlind Pick等の独自ルールを考案し採用している大会が見受けられます。本家であるBLIZZARDも World Championship にコンクエストと呼ばれるフォーマットを採用するなど、大会の形式は大きく変わりつつあります。


     参加費無料の大会によく挑戦している方はもちろんですが、Ladderやアリーナしかしないというプレイヤーの方もそういったルールのメリット / デメリットや戦略を理解しておくことで、試合観戦の楽しみ方が変わってくるのではないでしょうか



     そこで今回の記事では、代表的なフォーマットについて基本的な仕組みや良い部分・問題点を理解することで、大会参加/観戦を楽しもうというのが趣旨になります。


    注意 : 元記事は2015年3月20日のものですが、環境が変化し現況に沿わない内容があるかもしれません。基本的な考えを把握できれば、という趣旨で和訳しております。ご了承ください。





     大会のバリエーション



    2つの面からトーナメントを分類してみよう


       大会のフォーマットについて考える際、2つの事を考慮する必要があります。一つは 参加者がどの様に勝ち上がっていくかという点 です。例えばトーナメントなのかリーグ戦なのか、トーナメントならばシングル / ダブルエリミネーションのどちらなのかといった部分あたります。「Bracket(ブラケット)」と呼ばれる事があります。


      もう一つは 各対戦の勝者をどの様に決めるかという点 です。相手に何勝すればよいのか、使用予定の全ヒーローを事前に提示する必要があるのかといった部分がこれにあたります。




      ブラケットは他の競技とほぼ同じ


         HSの大会では馴染みのあるトーナメント形式(シングル / ダブルエリミネーション)が多く採用されています。時折Swiss(スイス式)やRound Robin(ラウンドロビン式)の大会も見かけますが、かなり珍しいです。


         これらブラケットに関してはHSに限らず他の競技にも採用されているため、改めて説明する必要は無いでしょう。ダブルエリミネーション に馴染みのないプレイヤーのために、以下に図を示します(wikipediaより)。簡単に言うと敗者のためのトーナメントがもう一つ用意され、最終的に本線と合流するというものです。


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         Knowing our Formats(勝者決定の仕組みを知ろう)



        Last Hero Standing(ラストヒーロースタンディング)


           LHSと略されることもあるフォーマットで、昨年の公式世界大会である World championship にも採用されていました。


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           基本的には勝ち抜け条件の勝ち数に合わせたのヒーロー(デッキ)を準備します。先に2勝で勝ち抜けという条件であればデッキを2つ、5勝で勝ち抜けという条件であればデッキを5つ用意するといった具合です。上の図だと赤枠で示した部分に3つのデッキが並んでいますので、3勝で勝ち抜けという事を意味しています。


           ちなみに、これを Bo5 (ベストオブファイブの略)と表現するのがHearthstoneでは一般的です。数字は最大試合数を意味するので間違い易いかもしれませんね。2勝で勝ち抜けだとBo3、4勝で勝ち抜けだとBo7になります。


           第1戦で使用するヒーローは、用意したものから自由に選ぶことが可能です。ただし、一度負けたデッキはそれ以後のマッチで使用することができません。逆に勝った側のプレイヤーは、そのデッキを次のマッチでも使用しなければなりません。相手のデッキを全て倒したプレイヤーがその対戦の勝者となります。一度も負けなければ、1つのヒーローだけで勝ち抜く事が出来るのがこのフォーマットの特徴の一つです。


           
             このLHSに、BANというルールが加わることがあるので説明しておこうと思います。BANとは、対戦する前に相手ヒーローを1つ除外することができる権利を指します。上の図で黄色枠で囲ってあるのがBANされたヒーローです。右側のFirebatという選手は、対戦開始前に ハンター / ローグ / ドルイド / ウォーロック を使用予定ヒーローとして用意していましたが、相手プレイヤーによってウォーロックが使用禁止になったということです。  


           このLHSというフォーマットにはある種の欠点があります。倒された側が相手のカウンターとなるヒーローを選択できるという点です。これにより、大会ではLadder(ランク戦)では全く見られないようなデッキがカウンターとして採用されることに。結果として一般プレイヤーとの乖離が生じることとなりました。これだけが原因とは言いませんが、ここ数ヶ月ではLHSが最も一般的なフォーマットではなくなっています。





          ESL Blind Pick(ESL ブラインドピック)



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             ESL Legendary Seriesという大会では、独自のフォーマットを考案し採用しています。これは ESLブラインドピック と呼ばれています。Bo5の対戦において、両プレイヤーはまず3ヒーローの使用順を予め決定し、大会運営側に伝えておきます。第3戦まではこのオーダー順にマッチが進む事になりますね。

             第3戦までに勝者が決定しない場合、それ以後のマッチは用意した3つのヒーローの何れを使ってもよい というルールになります。なぜブラインドピックと呼ばれているのかお分かり頂けたでしょうか。





            Pinnacle Coup(ピナクル クー)



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               The Pinnacle という大会では、LHSを変化させたフォーマットを採用しています。従来のBANは、先程説明したように試合開始前に相手ヒーローを使用禁止にします。しかし Pinnacle Coup では、マリガン選択前であればどのマッチでも相手ヒーローを禁止することが可能です。第2戦でも、第4戦でも好きな時に1度だけ可能になります。苦手な相手を禁止するのが一般的ですが、より良い手札を得るためにcoupを使用するという活用法もあるようです。





              Conquest(コンクエスト)



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                 コンクエストフォーマットは、LHSの逆パターンだとよく言われています。マッチで勝ったヒーローはそれ以後使用不可能になり、勝ち側は次のマッチに使用するヒーローを残された中から選ぶ必要があります。一方で負け側は、直前のマッチで使用したヒーローをそのまま選択しても良いですし、変更してもよい事になります。

                結果的に、用意したヒーロー全てで勝利することが勝ち抜け条件となります。一つのヒーローだけで勝ち抜く可能性があるLHSと大きく異なることが理解頂けると思います。


                また、LHSの問題の一つであったカウンターデッキを意図的にぶつけることが困難になっている という点も重要です。





                 後半部分では



                各フォーマットのデメリットや対策
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