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ガイド: ”ブラフ” という技術 - 統合版


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今回は、”IHEARTHU” で見かけたガイド ”Can You Bluff in Hearthstone?” を紹介します。ポーカーでは、手札を強そうに思わせ相手を困惑させる ”ブラフ(ハッタリ/虚勢)” がかなり有効なようです。ハースストーンでもブラフが出来そうな状況が幾つかありそうですよね。


ブラフというのは ”自己演出” の一つだと思います。手持ちカードをより有効に使える、もしくは有効な手札が無い状況でも相手にプレッシャーを与えることが出来るとなれば、それは立派な武器と言えますよね。そういったプレッシャーが積み重なり、勝率にも影響するような気がします。この記事は、そんなハースストーンにおける ”ブラフ” の効果について解説してくれています。



注意 : 元記事は2014年7月12日のものですが、既に環境が変化し、現況に沿わない内容があるかもしれません。基本的な考えを把握できれば、という趣旨で和訳しております。ご了承ください。




 Introduction (導入)


ハースストーンにおける ”ブラフ” は幾つかのカテゴリに分けることが出来そうです。比較的理解しやすい「シークレット」に関するブラフから、多少複雑なAoE spell(範囲効果スペル) にまつわるもの、ミニオンの攻撃に関係するものなどが挙げられます。

どのタイプのブラフにしてもリスクがありますし、またそれらリスクを和らげる方法も存在します。どのようなブラフが特定のマッチアップで勝率を高めてくれるのか、しっかりと判断/評価するのが大切です。まずブラフのタイプ分けを示し、各項目について順に説明していこうと思います。



Types of Bluffs(ブラフのタイプ)

  • シークレット関連のブラフ

  • AoE(範囲効果)スペルの有無に関わるブラフ

  • ミニオンによるトレードに関係するブラフ







     It’s No Secret (シークレットに関わるブラフ)


    ”シークレット” は、ハースストーンの中で最も分かりやすいブラフです。あなたは 「Misdirection」 や 「Freezing Trap」 といった相手のターンに発動するようなカードをプレイし、行動選択に何らかの(こちらに好都合な)影響を与えようとするというものです。


    さて、ここでシークレットを用いたブラフの例を挙げてみます。それにより考えなしにシークレットを用いるのと、効果的な使い方の違いが理解できるでしょう。シークレットを用いるブラフのキーポイントは相手の思考に影響を与え、それがある特定のシークレットだろうと考えさせる点にあります。




    Example1


    あなたはハンターでプレイしており、あるターンで全ての相手ミニオンの体力を2点以下にしたとします。そこで 「Explosive Trap」 をプレイすると見せかけて(ブラフをして)、代わりに 「Snake Trap」 をプレイしたと考えましょう。


    Bluff002.jpg


    この返しのターン、相手はヒーローを攻撃せずにこちらのミニオンを攻撃してくることでしょう。これにより 「Snake Trap」 が発動することになります。もし盤面に 「Starving Buzzard」 があれば、カードドローも出来るという一石二鳥状態です。





    Example2



    Bluff003.jpg


    今度はメイジでのプレイです。相手の低体力ミニオンを全て除去し、残るは強いミニオンが1体という状況。ここでは 「Vaporize」 を持っているというブラフを仕掛けることになります。このブラフの目的は、相手にこちらのヒーローではなくミニオンを攻撃させるというものです。これにより次のターン、相手ミニオンをスペルカードで倒すチャンスが生まれることになります。

    仮にこちらの場にミニオンがいなかったとしても、このブラフは有効に働くでしょう。相手はミニオンでの攻撃をためらい、メイジは1ターンの猶予を得られる可能性があります。運が良ければ返すターンで 「Polymorph」 もしくは同等の解決策となるカードを引けるかもしれません。ブラフにより大きな被ダメージを防ぐことができるという一例です。



    シークレットを用いるブラフにおいて、対戦相手が過去に 「似たような状況で痛い思いをしているかどうか」 というのが非常に重要になってきます。「シークレットの読み違いにより試合を落としてしまった」 というような負の記憶を多く持っていればいる程、行動選択に迷いが生じることでしょう。








     AOE Bluffs (範囲除去に関わるブラフ)


    ハースストーンにおいて私が個人的に好きなブラフは、AoE(範囲効果)スペルに関係するものです。「Flamestrike」、「Consecration」、「Swipe」 などがそれに該当します。

    Flamestrike.png Consecration.png Swipe.png


    1体もしくは2体のミニオンを倒せるにも関わらず、あえて相手の盤面にあるミニオン全てを特定の体力に調整することでこのAoEブラフが成立します。何点に調整するかは、各ヒーローの代表的AoEスペルに依存します。例えば 「Flamestrike」 なら体力を4点以下に、「Consecration」 ならば2点以下にといった具合です。


    ここでは相手の攻撃スタイル(ペース)に影響をあたえるというが目的になります。手持ちミニオンをプレイしにくくさせる、つまりAoEスペルの存在を察知させミニオンを手札に温存させるというのが理想的です。どんなプレイヤーでも、盤面に並べたミニオンがたった1枚のAoEスペルで除去されるのは避けたいという心理がありますよね。





    He Has it! (範囲除去を持っていると思わせるブラフ)


    相手のミニオンを低体力とはいえ場に残すという作戦には勿論リスクがあります。後から考えると体力調整ではなく、1体か2体倒しておけばよかったという事もあるでしょう。しかしブラフが思う様に働けばそれが延命につながり、結果としてドロー回数も増えます。体力が底をつく前に状況を一変させるようなカードが手札に舞い込んでくるという望みを持つ、というのも一つの選択肢ではないでしょうか。

    ここで一つの例を見てみましょう。



    Bluff004.jpg



    あなたはメイジをプレイしており、対戦相手はパラディンです。ヒーローパワーによって召喚される 「Silver Hand Recruit」 が場にあるという状況で、相手は 「Stampeding Kodo」 をプレイしてきました。返すターン、メイジのヒーローパワーである 「Fireblast」 により 「Stampeding Kodo」 を攻撃します。これで相手の盤面は 3/4 と 1/1 という2体のミニオンがいることになりますね。


    1/1 ミニオンの方をヒーローパワーで攻撃していれば、こちらの本体が受けるダメージを1点軽減することができます。しかしKodoの体力を4点にすることにより、相手は 「Flamestrike」 を警戒してこれ以上ミニオンを並べるのを躊躇することでしょう。少なくとも手持ちのミニオン全てをプレイすることは無いと思います。


    シークレットを用いたブラフと同様にAoEブラフを成功させるにも、相手プレイヤーが ”過去に範囲除去スペルで痛い目にあった” という経験の有無がポイントになります。以前にそのような経験があれば、安易なミニオン展開はしてこないでしょう。しかしそのような経験がなければもちろんあなたのブラフに気が付かず、”奇妙なプレイをする相手だなあ” と感じるだけに終わってしまいます。







    He Doesn’t Have it! (範囲除去を持っていないと思わせるブラフ)


    先程の例とは反対に、AoE除去スペルを持ってないとみせかけるブラフが有効な場合もあります。

    ミニオンを積極的に展開し本体を攻撃してくるようなgreedy(貪欲)なプレイヤーに対し、少しでも多くのミニオンをAoEスペルで処理して カードアドバンテージ を得ようというのが、このブラフの狙いです。この場合、こちらの体力を犠牲にすることになります。このようなプレイをすることで幾らかの体力が失われるものの、相手は盤面により多くのミニオンをプレイすることになるでしょう。

    AoEスペルで少しでも多くのミニオンを ”食ってしまおう” としている点から考えると、相手がgreedyというよりも双方greedyであると言えますね。余談はさておき、このパターンの例をみてみましょう。



    Bluff005.jpg



    先のメイジ対パラディンを思い出してください。パラディンの場には 3/4 の「Stampeding Kodo」 と 1/1 の「Silver Hand Recruit」 があります。パラディンのターン、「Sword of Justice」 に続きヒーローパワーで 2/2 の 「Silver Hand Recruit」 を場に追加しました。


    この状況では、何らかのミニオンをプレイし 「Flamestrike」 を持っていないことを装うブラフが可能です。「Flamestrike」 で盤面を処理する代わりに、「Water Elemental」 をプレイしたとしましょう。

    Water Elemental」 で相手のミニオン3体とトレードするというのが1つの展開です。もしくはヒーローに6点ダメージを受けることになります。何れにしても相手はこちらに 「Flamestrike」 という選択肢がないと思っているという可能性が期待できます。

    相手がミニオンを追加してきたのであれば、無いと思わせているAoEスペル(「Flamestrike」)で盤面を一掃するという展開になりますよね。




    「AoEスペルに関係するブラフ」には欠点もあります。もし相手が誘いに乗らずに待つと決めた場合、盤面に2,3体のミニオンが残り、一定ダメージを受けるという状況が続くことになります。この状況はこちらにとってかなり辛いものとなってしまいます。結局、手札にAoEスペルがある場合にはあまり効果的でない場面で 「Flamestrike」 をプレイすべきか、どこまでダメージを受けてよいのかと悩まされ相当なストレスになりそうです。







     Basic Minion Attacks (ミニオントレードに関係するブラフ)


    ハースストーンにおけるブラフの最後のカテゴリは、ミニオンの攻撃に関するものです。これはほぼ毎ターン発生すると言ってもよいでしょう。

    あなたは相手のヒーローを攻撃すべきなのか、はたまた相手ミニオンを攻撃すべきなのかといった問題につながっています。多くの初心者向け指南を見ると、”常にミニオンを先に処理すべきだ” と書かれています。これは本当に正しいのでしょうか?

    確かにその選択はリスクを最も低く抑えるものでしょう。しかし残念ながら、それは全ての場合に正解であるとは限らないのです。




    The Minion Quality Fallacy (ミニオンの質に関するトリック)


    相手がミニオン数や質でこちらを上回る危険性については十分理解できているため、試合の最中に ”どう効率的に相手ミニオンを処理できるか” と考える機会が多くなるかもしれません。しかし多くの場合、それは悪い発想の流れであると言えます。というのも、これは ”あなたのミニオンが相手より概して強い場合” にのみ機能する考え方だからです。あなたのデッキ全体を考慮しマナに対するダメージ数が相手より高い場合、ミニオンを優先して攻撃することになるでしょう。

    しかし全てのデッキでこの考え方が通用するでしょうか。試合のどんな場面においても、あなたのミニオン(の攻撃力)が相手を上回っているということがあり得るでしょうか。



    そこで、代わりにこう自問するのはどうでしょう;

    ”その相手ミニオンは自分にとって脅威であるかどうか”
    ”それを処理する必要があるのか”


    答えが ”ノー” である場合が少なからずあるでしょう。



    また以下の様に自問するのもよいかもしれません;

    ”自分はなぜこのミニオンを処理しようとしているのか、他のミニオンを攻撃から守るため?”
    ”互いがミニオンを無視したらダメージレースに負けてしまうだろうか”
    ”相手のAoEスペルから身を守る目的で(ミニオンを間引くため)、トレードをすべきか”




    そのような選択を望まないかもしれませんが、「ミニオントレードで明らかな利益を得る必要がある」という場面があります。特にあなたが相手ミニオンのベストな攻撃パターンを予想し、本体に直接ダメージを与えるという行動よりもミニオントレードの方がより良いものを得られると判断出来てる場合がそれに当たります。





    A B(l)uffing Game (ミニオン強化とブラフ)


    本体を攻撃するのか、ミニオンを攻撃するのかという簡単な例を挙げてみましょう。あなたの場に 3/2 ミニオン、相手の場に 2/3 ミニオンがあるとします。あなたは相手ミニオンを攻撃しますか? それとも相手ヒーローを直接攻撃しますか?

    また別の状況ではどうなるでしょう。今度は先程とは逆にあなたの場に 2/3 ミニオン、相手の場に 3/2 ミニオンがあるとします。答えはあなたが想像していた以上に単純ではないと感じていただけるでしょうか。

    ShatteredSunCleric.png DarkIronDwarf.png


    この判断は ”Buff(ミニオンを強化する能力)” の存在を意識するかどうかによって変化します。「Shattered Sun Cleric」、「Dark Iron Dwarf」など場に出ているミニオンを強化するカードは、比較的サイズの小さいミニオンを ”取るに足らない存在” から ”脅威を与える存在” へと変えることができます。更に相手の手札もしくはデッキにこれらカードがあるのかどうかを判断するのは非常に困難です。この事実が攻撃力強化によるブラフを可能にしています。


    ここで、「Shattered Sun Cleric」でどのようなブラフが可能なのか見てみましょう。



    Bluff006.jpg



    2ターン目、相手の場には 2/3 ミニオンがありますが 3/2 ミニオンで相手本体を攻撃するという選択をしました。マナの関係で、「Shattered Sun Cleric」 が手札にあったとしてもまだプレイはできません。

    相手はなぜあなたがミニオンでトレードしなかったのだろう、と気にするはずです。上の画像のような状況では、こちらの手札に 「Fiery War Axe」 は無いがこの段階ではミニオントレードは望んでいない、と考えるでしょう。そのためこちらに 「Shattered Sun Cleric」 のような強化カードが有るに違いないと判断し、一方的に処理されないようミニオンによるトレードを実行すると思います。


    結果的に、先に述べた ”常にミニオンを先に処理すべきだ” という考えの通りこちら側からトレードをしかける場合に比べ、相手本体により多いダメージを与えられたことになります。このパターンのブラフは微妙かもしれませんが、特に相手の盤面を常に処理するようなタイプには有効です。


    上記スクリーンショットでは実際に「Shattered Sun Cleric」を持っていますが、ブラフを行うのにそれを実際に持っている必要はありません。手札がゼロでさえなければ相手に警戒心を与えられる可能性があります。これは逆に、相手が手札を持っている限り同じことを考慮しなければならないことになるのですが…)






     Arena vs. Constructed (アリーナと構築の違い)


    テストプレイを行ったり、twitchでの配信を見たり、ネットで情報を集めていくうちに私はあることに気がつきました。それは構築(Ladder)よりもアリーナの方がブラフが容易なのではないか、という事です。これはアリーナにおいて相手がどんなカードを何枚持っているのかという事を予測しにくいためです。「Flamestrike」を3枚持っているかもしれませんし、1枚も持っていないかもしれません。

    もうお気づきかと思いますが、「Flamestrike」がデッキに入っていることは、相手プレイヤーにミニオンを並べさせないように仕向ける ”FSを持っていると見せかけるブラフ” を行う際の必須事項ではありません。このため、実際にAoEスペルを持っていなかったとしてもブラフは有効です。複数のミニオンの体力を4点に調整する動きで相手はきっと警戒してくれることでしょう。




    <引用元 : http://ihearthu.com/can-you-bluff-in-hearthstone/ >




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