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The Meta Report #33 (2014年9月第1週)







 金曜日恒例のメタリポートです。新カードの追加は一段落したものの、それらを活用した新デッキがまだまだ多く誕生しているという状態です。VGVNなど大きな大会で使用された幾つかのデッキが話題を呼んでいるようです。ランキング本文で登場しますのでお楽しみに。





 Introduction (初めに)


 Ladderリセットの時期が再びやって来ました。様々なレベルのプレイヤーが顔を合わせる機会を持つ、不思議な時期でもあります。今週のメタランクにはあまり大きな変化は見られませんでしたが、プレイヤーは 「Naxx新カードをどうにか上手く活用できないものか」 と模索し続けているようです。先週とはどのような違いがあるのでしょうか。


 以下に、チームDKMRのメタランキングを示します。これはLadderにおける普遍性/人気であって、必ずしも強さを意味するわけではありません。しかし、強力なデッキはそれだけ多くの人にプレイされるというのは間違いありません。また人気のデッキに対するカウンターを考えるプレイヤーも一定数存在します。そういったプレイヤーの心理がメタに影響をあたえるわけです。



注意 : 元記事は2014年9月5日のものですが、既に環境が変化し、現況に沿わない内容があるかもしれません。基本的な考えを把握できれば、という趣旨で和訳しております。ご了承ください。






 Meta ranking (メタ人気ランク)




1. Hunter

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 前シーズンでは、 「選択すべきデッキはミラクルである」 と言ってよい程ローグに勢いがありました。現在はハンターがそれに該当しています。ランクを上げるにも取り敢えずハンターを選んでおけば良さそうだという状態です。低マナコストのビーストミニオンと 「Houndmaster」 によりテンポで優勢を得る、遅れをとっていたとしても 「Starving Buzzard」 + 「Unleash the Hounds」 コンボで巻き返しを図れるハンターは、あらゆるマッチアップで勝つための手段を備えるヒーローと言えるでしょう。現在のハンターブームは、以前のミラクルローグに比べて初心者向けでもあります。というのも、シンプルな2カードコンボが基軸であり逆転プランが分かりやすいためです。




2. Warlock

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 ハンドロックはハンターに対しかなりの不利である一方、Zooデッキは展開が早いためにLadderがリセットされたこのタイミングで好まれ、人気度が上がっています。ハンターよりも若干勝率で劣るかもしれませんが、それでもあらゆるマッチアップで一定の勝率を得られるというのも原因の一つでしょう。Naxxの影響でZooデッキにも色々なバリエーションが生まれました。「Echoing Ooze」 採用型や、「Power Overwhelming」 + 「Void Terror」 コンボ採用型などが代表的でしょうか。ハンター以外のマッチアップはそれなりにイケていることから、ハンドロックが健闘するのを見かける機会があるかもしれません。しかし [DKMR] ではその道を選ぶ前に今一度考え直してみることをオススメしています。




3. Warrior

warrior001 デッキを構築できるだけのカード資産を持つプレイヤーにとって、コントロールウォーリアは安心感を得られる存在となっているようです。速攻系デッキだけでなく、ハンターやその他のコントロール系デッキにも対応が可能なため、現時点では手堅い選択であると言えるでしょう。ドロー運が良くない場合でも、ミッドレンジハンターやミラクルローグは 「Armorsmith」 の稼ぐアーマーや 「Unstable Ghoul」、「Sludge Belcher」 といったミニオンに対して打点を消耗することになります。Zooデッキのような攻撃的なタイプに対応しつつ、強力なレジェンダリカードのバランスを考慮するといったプレイヤーの経験値も上昇してきています。




4. Druid

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 ”Kolento” がVGVN #2 で優勝したことにより、ミッドレンジドルイドの人気が再び上がってきました。ハンター、Zooウォーロックそしてウォーリアに対抗できるため、Kolentoのデッキをコピーしてみようというプレイヤーが増えても何ら不思議ではありません。ランプドルイドもここ最近プレイヤー数を増やしているようです。Zooデッキに対抗できること、そして 「Wild Growth」 を早い段階で得られ相手が 「Hunter's Mark」 を得るのに苦戦するようならばハンターにも勝利することが可能なことが要因でしょうか。実際に [DKMR] の”DTwo”は、ランプドルイドを駆使して先週の DKMR invitational を勝ち抜いています。




5. Priest

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 数多くの有名配信者がプリーストを試していること、またこれまで触れる機会が少なかったヒーローに対する新鮮さから、Ladderにおけるプレイヤー数が増えています。「Undertaker」 を採用するDeathrattle型デッキが非常に強力である一方、コントロール系デッキも未だに人気があります。主要トーナメントでまだ勝利を納めていないことからまだ奮闘中といったところですが、それでも以前の状態に比べれば断然マシであると言えるでしょう。





6. Rogue

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 ミラクルローグは、現在のメタにおけるトップ帯デッキを倒すことが可能なことから、未だに最強の一角であります。しかしながら、最近はLadderで見かける数が明らかに減っています(少なくとも先月に比べては)。おそらく、Ladderやトーナメントであまりにもミラクルローグを見る機会が多かったからなのでしょう。また、「Sludge Belcher」、「Harrison Jones」 のようなミラクルローグにとって好ましくないカードの採用が増えたことも原因の一つではないでしょうか。ミラクル以外ではテンポローグがやや増加傾向で、フェイス型ローグは減少傾向にあります。





7. Shaman

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 [DKMR] はシャーマンが強力なヒーローであると考えているのですが、Ladderではあまり愛されていないようです。”Xixo” が使用したシャーマンデッキや、最近 [DKMR] の ”Faramir” が iHearthu に投稿した別タイプのシャーマンデッキ(本ブログでの紹介記事はこちら)は、トップメタデッキに上手く対応しています。「Nerubian Egg」、「Haunted Creeper」、「Echoing Ooze」、「Undertaker」 といったNaxx新カードは、序盤の盤面維持に大きく貢献しているようです。今後数週間でこのメタランキングを上がって行くことが期待されます。





8. Mage

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 シークレットメイジはハンターを除くあらゆるタイプのデッキに対しとても強力です。ハンターがBanされる率の高いトーナメントにおいては、このハンター問題は致命的ではないでしょう。しかしLadderにおいてはメイジの居場所はなさそうです。現在、メイジデッキのスタンダードはシークレットとDeathrattleがメインになっており、「Undertaker」、「Mad Scientist」、「Sludge Belcher」 の採用率が高いようです。また、[Tempo Storm] に所属する ”Hyped” が使用している 「Fireball」 不採用型フリーズメイジ(こちら)が話題を呼んでいます。メイジのメジャーデッキで 「Fireball」 を採用していないのはおそらく初めてと言ってよいのではないでしょうか。





9. Paladin

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 パラディンは決して弱いヒーローではないのですが、なぜかLadderで人気がありません。ヒーローパワーで ”あいつ” を呼び出す作業があまりお気に召さないのでしょうか。パラディンは安定感という点で問題を抱えています。強力なトーントミニオンやコンボカードが引けなければ、ドルイドやシャーマン等のミッドレンジデッキそしてZooに対抗するのは厳しいものがあります。またヒーローパワーが現在主流であるハンターに対して分が悪いという点もあります。しかしプロプレイヤー曰く、コントロールパラディンはミッドレンジハンターに勝てるそうです。コントロール系以外ではアグロパラディンがありますが、「Avenge」 の追加にも関わらず残念ながら殆どプレイされていないようです。









<引用元 : http://ihearthu.com/meta-report-33// >







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ガイド: [DKMR] Faramir によるシャーマンのススメ


DKshm01.png



 今回紹介するのは、 ”IHEARTHU” で見かけた [DKMR] Faramir によるシャーマンガイド です。 ”Faramir” は最近 [Team DKMR] に加わったプレイヤーで、インタビュー記事が同サイトに掲載されています(リンクはこちら)。


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 Naxx新カードを上手く採り入れたハンターは、Ladderにおいて圧倒的な人気を誇っています。そしてそのハンターに ”分が悪いというイメージのある” シャーマンは、メタリポートにおいて人気度の低下が報告されているように以前より使用者数が減っていると感じます。これまで数ヶ月HSをプレイしたことがある方なら、この変動を見て 「まあそうだろうな」 と思うことでしょう。


hunter001
 VS shaman001
  シャーマンの人気度が低下しているのは確かです。しかし、シャーマンは本当にハンターに対し圧倒的不利なのでしょうか? 以前までのマッチアップではそうだったかもしれません。Naxxで新しい要素が追加され、双方に変化がありました。


 今までの有利不利といったイメージを一度リセットし、現状のカード構成に合わせた考えが必要になりそうです。



注意 : 元記事は2014年9月1日のものですが、既に環境が変化し現況に沿わない内容があるかもしれません。基本的な考えを把握できれば、という趣旨で和訳しております。ご了承ください。






 Shamn's strat (シャーマンの戦略)


 
BLsham03.png
  
 この記事では、GosuCup の決勝で Rdu を倒した ”Bloodlust型シャーマン” を紹介します。以下、シャーマンというヒーローの基本的な部分を交えてこのデッキの解説をしていこうと思います。


 現在のメタではハンターが再び人気ヒーローとなっているため、シャーマンのポジションは微妙なところです。ミラクルローグとハンドロックが大半を占めていた頃に比べると、居心地が悪くなったのは間違いありません。

ハンターの影響でハンドロックの使用者数が減ってしまったため、残るシャーマンが得意とするマッチアップはウォーリアのみといったところでしょうか。


 このデッキは、ウォーリアに対するパフォーマンスを確保しながらミラクルローグやミッドレンジハンターに高い勝率を達成できるという特徴を持っています。

基本的な方針としては、「Nerubian Egg」、「Knife Juggler」、「Argent Squire」、「Feral Spirit」 といったカードで序盤の盤面を確保するように動き、相手に対応を迫るというものです。



 シャーマンには ”オーバーロード” という前借りに似た仕組みがあるため、他のヒーローに比べターン毎の選択を注意深く行う必要があります。相手の範囲除去を警戒してカードを温存するといったことはあるでしょうが、なるべくヒーローパワー 「Totemic Call」 だけで終わってしまった、というターンにならぬよう心掛けましょう。


nerubianegg.png KnifeJuggler.png ArgentSquire.png FeralSpirit.png







Overload (オーバーロードにご注意)


     例えば、5ターン目に 「Doomhammer」 をプレイするのはとても強力な動きに思えます。しかしこのプレイには、次のターン(6ターン目)に4マナしか使用できないという問題が付随します。


     シャーマンにとっての6ターン目というのは、非常に大事な場面です。というのも、シャーマンには 「Fire Elemental」 や 「Violet Teacher」 + 「Rockbiter Weapon」 / 「Lightning Bolt」 / 「Flametongue Totem」 といったとても便利なツールが用意されているためです。


    FireElemental.png VioletTeacher.png RockbiterWeapon.png LightningBolt.png


     自分の盤面にミニオンを揃えると同時に、相手の盤面をケアしなければなりません。現在の手札とマナをやり繰りすることで、上手く相手を捌くことができるポテンシャルは十分にあります。どのタイミングで自分にオーバーロードという負担をかけるのか、注意深く考えて選択するようにしましょう



     もし2ターン目に 「The Coin」 から 「Feral Spirit」 をプレイするのであれば、「Rockbiter Weapon」 や 「Lightning Bolt」 といった1マナスペルが手元にある場合にしましょう。3ターン目に何も出来ないというのは、前のターンのアドバンテージを無駄にしてしまいます。このように ”次ターンに出来る事” を残しておくという考え方は非常に大切です。


     カードの引きが良ければ、大抵の場合盤面を確保することができるでしょう。その後、その有利を 「Fire Elemental」、「Azure Drake」、「Violet Teacher」 といった強力なミニオンでフォローするのが望ましい展開になります。






    Finisher (勝負の決め手)


       シャーマンのフィニッシュ手段としては、「Doomhammer」 + 「Rockbiter Weapon」 が真っ先に頭に浮かぶと思います。


      Bloodlust.png  
       このデッキには上記武器コンボに加え、応用力の高い 「Bloodlust」 というカードを採用しています。最終的な止めに限らず、相手の隙を見つけ不意のダメージを与えられる頼もしいカードです

      Violet Apprentice」、「Nerubian Egg」、各種トーテムとのコンビネーションが期待されます。ある程度自分に有利な盤面と 「Bloodlust」 が手札にあれば、相手を一気に倒すチャンスを見つけられるでしょう。

      このカードに慣れていないうちはチャンスに思えなかったシーンが、決定的なものに変わるはずです。






       Class-specific things (ヒーロー別対策)



      ここからは、Ladderで対戦する機会の多いヒーローにどう対抗すれば良いのかを説明していきます。




      対ミラクルローグ


       ミラクルローグに対しては、相手の強力な除去手段に1ターンでも長く耐えられるようなミニオンを場に出せるというのが理想です。

      例えば 「Knife Juggler」 は 「Backstab」 や 「SI:7 Agent」 の2点コンボで簡単にやられてしまいます。一方、「Spirit Wolf」、「Argent Squire」、「Nerubian Egg」 などは場持ちがよく、数ターンは生き延びられるでしょう。


       このマッチアップでは、「Flametongue Totem」 をアグレッシブに使用することを薦めます。フルに利用できる可能性は高くありませんが、この対戦ではいかに早く相手を追い込むかが重要になります。相手は豊富な除去スペルを持っているため、盤面にミニオンがあるうちに有効活用しましょう。2ターン目にこれをプレイし、「Argent Squire」 を強化してダメージを稼ぐという動きは十分現実的だと思います。運が良ければこれで2回攻撃出来るため、序盤のダメージとしては優秀です。


      DeadlyPoison.png BladeFlurry.png


       このマッチアップの注意点は、やはり 「Blade Flurry」 でしょう。このカードが戦況を大きく変えるのは珍しくありません。もし相手が3点ダメージの武器を装備しているなら、それを消費するまで 「Feral Spirit」 のプレイは控えましょう。このスペルで一度一掃されたとしても、再び有利な盤面を形成できるような手札を備えるのが理想的です。





      対ハンター(主にミッドレンジ)


       ハンターに対しては、先に触れたように序盤の盤面維持が重要になります。「Earth Shock」 は 「Webspinner」 にではなく、「Haunted Creeper」 か 「Mad Scientist」 に温存するようにしましょう。


       ローグの 「Blade Flurry」 を警戒したように、対ハンターでは 「Unleash the Hounds」 に注意しましょう。5ターン目以降に過剰なミニオンを並べるのは危険です。低体力のミニオンを場に残そうとするのではなく、比較的攻撃力の高い低体力ミニオンを犠牲にするようなプレイがよいと思います。


      UnleashtheHounds.png HuntersMark.png Houndmaster.png Highmane.png



       「Hunter's Mark」 以外での処理が面倒になることから、ミニオンの体力を3点以上に保つよう試みるのは有効です。丁寧に相手ミニオンを処理する必要はありませんが、常に 「Houndmaster」 の存在は意識しておきましょう。また、各種トラップの効果と判別/対処法をしっかり把握しておくように。

      序盤の強力なミニオンと強力な除去スペルを組み合わせることで、このマッチアップはそれ程不利にはならないはずです。





      対コントロールウォーリア


       ウォーリアは比較的動き出しが遅いため、序盤のプレッシャーは他のヒーロー程必要性は高くありません。このマッチアップでは、「Stoneclaw Totem」 、「Defender of Argus」、「Feral Spirit」 で味方ミニオンをいかに守るか、というのが目標になります。

      StoneclawTotem.png DefenderofArgus.png FeralSpirit.png



       相手の 「Brawl」 を警戒しミニオンの並べ過ぎには注意するように。相手に6点を与えられるミニオンが盤面にいれば十分だと思います。「Totemic Call」 を出来る限り多く活用し、「Nerubian Egg」 をプレイすることで 「Brawl」 や範囲ダメージスペルへのプレッシャーとするのが良さそうです。


       この対戦では、ヒーローの手札が尽きて「打つ手無し」となってしまうことが珍しくありません。テンポを維持するために 「Hex」 を使用しても構わないのですが、決して無駄撃ちしないように。このカードは 「Ragnaros the Firelord」、「Cairne Bloodhoof」 への回答となる貴重なカードでもあります。






       Conclusion (最後に)


      このガイドを読んで下さったプレイヤーが、私と同じようにこのデッキを楽しんでくれることを望んでいます。もしハンターが溢れているLadderに不満を抱いているなら、これは最適のデッキであると言えるでしょう。





      <引用元 : http://ihearthu.com/dkmr-faramir-shaman-guide/ >







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カードのプレイ順に注意しよう!


HStip001.png



今回紹介するのは、”2p” で見かけた カードのプレイ順序に関するちょっとした注意点 です。


他のカードゲームにおいて、「効果の処理順序」 は注意すべき事項のようです。しかしHSでは気にかける機会がそれ程多くないため、豆知識的な扱いとなっています。特にプレイを始めて間もない初心者の方には分かりにくい点ではないでしょうか。


簡単に言うと、特殊な能力を持つカード(数は多くありませんが)を使用する場合、プレイする順番に気をつけましょうということですね。




 Which one's effect triggers first? (どちらが先に発動する?)



この記事では、カードのプレイ順が重要になるカードを紹介します。登場するのは、「Kel'Thuzad」 と 「Power Overwhelming」 の2枚です。


KelThuzad02.png PowerOverwhelming.png


Kel'Thuzad」 が、各ターンに倒れた味方ミニオンを全て召喚するという能力を持っているのはご存知だと思います。当然、「Power Overwhelming」 の効果により倒れたミニオンも必ずそうなる、と思いますよね。


ここで質問です。この2枚のカード、どちらの効果が先に処理されるのでしょう?


プレイする順番によって、強化されたミニオンがターン終了時に生き残るか、はたまた死んでしまうのかが決定されます。一体どういう違いがあるのでしょう。言葉で説明するよりも、見る方が早いかもしれません。以下の動画を御覧ください。









 Conclusion (結論)


プレイする順序が処理順に影響しているのが、動画で分かると思います。



デッキガイド: TaleNT's "Token Rogue" (トークンローグ)


spellrogue00.png



今回は久々にデッキ紹介になります。情報サイト ”Liquidhearth” で見かけた TaleNT ”Token Rogue(トークンローグ)” です。


ローグといえばミラクルローグ、テンポローグ、バックスペースローグ等が有名ですが、これは一体どのような特徴を持つデッキなのでしょうか。



注意 : 元記事は2014年8月29日のものですが、環境が変化し現況に沿わない内容があるかもしれません。基本的な考えを把握できれば、という趣旨で和訳しております。ご了承ください。






 Surprise move (不意打ちデッキ)


このデッキは 「NEL Summer 2014 Season 1」 という大会で、”L.TaleNT” という選手が使用したデッキのようです。

BO5形式の対戦において、0-2 と圧倒的不利な状況に陥った ”TaleNT” 選手。しかしこの状況で、トークンローグという見慣れないデッキを用いて素晴らしい逆転劇を見せることに。


大会でよく見られるミラクルローグとは明らかに異なるデッキだったため、対戦相手は驚いたのではないでしょうか。シークレットメイジ、ランプドルイド、そしてシャーマンを次々と倒し、トークンローグが勝利をもたらすことになったのです。経験豊富な [Team World Elite] でさえ、これに上手く対応できないまま敗れるという結果になりました。






 Let's Take a Look at the Deck (デッキリストと戦略)



 
tokenrogue.png
  
デッキリストを眺めてまず目を引くのは、2枚の 「Sprint」、「Preparation」、そして 「Gadgetzan Auctioneer」 が1枚も採用されていないことでしょうか。


皆さんご存知のミラクルローグというデッキは、相手よりも早くカードサイクルを進めることができるというのが強みです。カードドローに使えるだけでなく、ローグ特有のスペルカードが相手の盤面を処理しつつ体力を削るという素晴らしい性能を併せ持つ点も重要です。


しかし、ミラクルローグは比較的序盤の動きが弱いという特徴があります。また、「Gadgetzan Auctioneer」 を引けなければ負けも同然、と言ってよい程このカードに依存するデッキでもあります。





このトークンローグでは、序盤のテンポを考慮することでスペル重視型(ミラクルローグ)の弱みを補強しようと試みています。戦略としては、「Defias Ringleader」 や 「SI:7 Agent」、「Backstab」 といったカードを駆使して序盤を凌ぐことになります。


DefiasRingleader.png SI7Agent.png Backstab.png



試合の後半では、「Sprint」 が活躍するでしょう。このカードのおかげで序盤に消費したカードを補充し、カードアドバンテージを取り戻すことが可能です。後で紹介する動画でも、「Sprint」 の活躍する場面を何度か見ることができます。




最後に、”TaleNT” の対戦後インタビューから。


序盤は盤面を確保するためにテンポローグのように動くこと。5ターン目はとても重要です。というのも、「Azure Drake」 か 「Assassin's Blade」 のどちらをプレイするのか選択する必要があるためです。あなたが既に 「Deadly Poison」 を持っているなら、「Assassin's Blade」 をオススメします。

DeadlyPoison.png AssassinsBlade.png



続く6ターン目では 「Deadly Poison」 を使用し、残りの5マナで 「Azure Drake」 という動きがよさそうです。もしくは、何かしらの1マナスペルと 「SI:7 Agent」 もしくは 「Eviscerate」 を相手本体に打ち込むというプレイもありますね。

対戦相手が動き出しの遅いデッキであれば、「Preparation」 から 「Sprint」 をプレイし手札を補充するという案もあります。


それ以降のターンでは、もし先の武器+毒コンボを既に使用しているなら、出来る限り相手の体力を削ることに集中して 「Blade Flurry」 のタイミングをうかがいましょう。「Ancient of War」 といった巨大なトーントミニオンであっても、武器殴り + 「Blade Flurry」 で処理することが可能です。


ここまで見てきたように、このデッキは ”Miracle” ではありません。現地中国では、このデッキをTaleNTが作り出した新しいメタ ”Mirakuru Token Rogue” と呼んでいるようです。









 Movie (動画)


トークンローグが登場するのは、26分20秒頃になります。









<引用元 : http://www.liquidhearth.com/forum/constructed-strategy/465857-nel-deck-spotlight-talent-token-rogue >





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